これから、声優ユニットWake Up, Girls!の7人に出会う人へ
「以上!Wake Up, Girls!でした!!!ありがとうございました!!!!!!!」
2019年3月8日、アニメ「Wake Up, Girls!」内に描かれた場所であるさいたまスーパーアリーナにてファイナルライブを行い声優ユニットWake Up, Girls!は、解散しました。
そんな声優ユニットWake Up, Girls!のメンバーは、吉岡茉祐、永野愛理、田中美海、青山吉能、山下七海、奥野香耶、高木美佑の7人。
この記事は、この7人に今から新たに魅せられ彼女たちの原点を知ろうとする時、必ず辿り着くであろう声優ユニットWake Up, Girls!を私のオススメと共に紹介し、今現在の7人の活動を紹介するものです。
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コンテンツ『Wake Up, Girls!』
『Wake Up, Girls!』は、2014年放送のテレビアニメシリーズ「Wake Up, Girls!」を中心としたメディアミックスコンテンツです。このアニメの主役声優7人をavexと81プロデュースが共同してオーディションを行い、プロではない一般応募の2000名の中から選ばれた7人が、声優ユニット「Wake Up, Girls!」でした。
なので、声優デビューしたばかりの初々しい演技を知りたいときは原点としてのアニメ「Wake Up, Girls!」を観ましょう。
アニメシリーズは、
・映画「Wake Up, Girls!七人のアイドル」(2014年1月10日)
・テレビシリーズ「Wake Up, Girls!」(2014年1月10日)
・映画「Wake Up, Girls!青春の影」(2015年9月25日)
・映画「Wake Up, Girls!Beyond the Bottom」(2015年12月11日)
・テレビシリーズ「Wake Up, Girls!新章」(2017年10月10日)
この順番で見る事が正しいです。Amazon prime videoやdアニメストアなど各種アニメ配信サイトや円盤として観る事が出来ます。
そして、Blu-ray BOXがあります!
(2014年から2015年までのアニメシリーズと、わぐばん!を収録)
・Wake Up, Girls!新章 Blu-ray BOX
(2017年のアニメシリーズ新章と、2016年と2017年のWake Up, Girls!Festaというライブ映像、そしてわぐばん!新章を収録)
この二つを購入してしまえば、アニメシリーズはほぼ網羅出来ます。
後は、スピンオフアニメ「うぇいくあっぷがーるZOO!」ぐらいです。
お試しで1話をどうぞ。第1話・お試し版
他のメディアミックス作品として、
(脚本の待田堂子さんが著作です。)
漫画版「Wake Up, Girls!」は複数出版されていてどれも良いのですが、
・Wake Up, Girls!リーダーズ (全3巻、2巻3巻は電子版のみ)
・Wake Up, Girls!エターナル・センシズ (全1巻)
がオススメです。特にエタセンは、Beyond the Bottomと新章の間を繋ぐストーリーになっているので原作補完として面白いです。
私が、声を大にしてオススメしたい作品は、舞台版「Wake Up, Girls!」です。
昨今、流行している2.5次元舞台の一つと言って良いですが、アニメ内の声を担当している声優7人がそのまま舞台に出演していて、尚且つライブパートや大爆笑のアドリブもあります。他のキャストさんもWUGに愛情を持ってくれる方ばかりで終わった今でもメンバーと食事に行ったりするぐらい仲が良いです。舞台は2作あって、どちらも脚本はアニメシリーズ脚本と同じ、待田堂子さんです。
特に、青葉の軌跡はオススメです!解散発表する数日前まで上演されていたのですが、何と言っても物語の始まりが良い…どうせアニメと同じ内容なんだろと思うことなかれ、全てを観てから締めくくりとして観て欲しいです。余談ですが、当初青葉の軌跡は映像化する予定はありませんでした。しかし、舞台のクオリティの高さと前述の解散発表も合間ってファンの中で映像化を求める声が高まり、Blu-ray化が決定した経緯があります。
次は、声優ユニットWake Up, Girls!の楽曲です。
これを読んでくれるみなさんは、一度は聞いたことあってきたのだろうと推測します。
初期の頃はアニメWUGの進み具合に関連して楽曲が少しずつ増えていきました。映画BtBとしてアニメシリーズが一旦終わると声優ユニットはグループ名をそのままに他作品とタイアップをするという舵取りをしました。そこで増えた楽曲たちが「僕らのフロンティア」や「恋?で愛?で暴君です!」や「スキノスキル」、Wake Up, May'n!としての「One In A Billion」です。またアニメだけでなく、三幸製菓やイオン東北などともコラボして「地下鉄ラビリンス」や「HIGAWARI PRINCESS」、「TUNAGO」なども制作されました。そして、解散が発表された折、立ち上げから音楽制作面で関わってくださっていたMONACAのクリエイターの皆さんから、最後に一曲作らせて欲しいと計4曲の通称WUG組曲がプレゼントされました。
WUGちゃん立ち上げに関わらせてもらったもののあまり曲提供もできませんでしたが、いつも活躍を嬉しく思っていました。解散は残念ですが始まりがあれば必ず終わりはあります。その瞬間までどうぞワグナーと僕たちを楽しませて下さい。七人の未来に幸多からんことを!あとできればもう1曲書かせてね!笑
— 神前 暁 / こうさき さとる (本名) (@MONACA_kosaki) 2018年6月15日
そんな声優ユニットWake Up, Girls!の楽曲の全てが収められたアルバムが
なんと、MVまで付いてあります!
これさえ買えば、少しマニアックな一般流通していないソロイベ曲以外の全てが揃っちゃいます。
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今まで限られたファンクラブ会員しか手に入れる事が出来なかったソロイベントの楽曲たちが、配信限定で入手できます!
・Wake Up, Girls!Solo Collection -7 Stars-
15曲目の吉岡茉祐さん歌唱の「sweet sweet place」は今までライブのみでしか披露されておらず、この機に初めての音源化となりました。
最後は、声優ユニットのライブ映像です。
他の声優ユニットと同様に活動を始めた2014年から毎年ライブツアーや大型ライブフェスを行ってきました。その毎年のライブツアーの映像を、2014年2015年2016年2017年の4年間を一つにまとめた、Blu-rayが、
なんと、あるんです!
・Wake Up, Girls!LIVE Blu-ray BOX
(よくAmazonセールで値下げされがちなので、その時に買うのがお得です。)
2018年からは解散発表をきっかけに2019年2月までの約8ヶ月間ものFINAL TOUR -HOME-が三部構成で開催されました。日本全国、7人の出身地での凱旋ライブも含めて全12会場、全33公演も行いました。山寺宏一さんが影ナレで登場したり、台風も急接近の中カラオケ大会をしたり、トリプルアンコールがあったり、椅子や銃、剣やマントなどを振り回したり、客席まで降りてきて超近距離で歌ってくれたり、岩手で地元の合唱団と共に歌ったり、アニサマ出演のサプライズ発表があったり、SSAでのラストライブの発表があったり、同じ会場で3日間5回公演をしたり、MONACAからの組曲を披露したり、ライブ中にステージで寝たり、DJしたり、歴代の衣装を着て踊ったり、会場が虹色で染まったり、まだまだ書ききれない色んな事がありました。詳しくは他の人のブログを見て観てください。そんなHOMEツアーの映像が、
33公演全部ではないですが、珠玉の3公演が、映像化されています!
・Wake Up, Girls!FINAL TOUR -HOME- PART Ⅰ Start it Up,
・Wake Up, Girls!FINAL TOUR -HOME- PART Ⅱ FANTASIA
・Wake Up, Girls!FINAL TOUR -HOME- PART Ⅲ KADODE
どれも同じだろ、と思う事なかれ三部構成のツアーだったので3作品のどれも演出や構成、セトリが全く違います。LIVE Blu-ray BOXから続いて見ると、7人も観客も進化具合が右肩上がりで成長していきます。(part1は君とプログレスをぜひ観てください。part2はJewelry Wonderlandを観て…part3はハートライン…)
そして、最後は2019年3月8日。場所はさいたまスーパーアリーナ。
・Wake Up, Girls!FINAL LIVE 想い出のパレード
もう何も修飾は要りません。声優ユニットWake Up, Girls!、7人の女の子がデビューしてから誰一人として欠けず、休まずいつも7人揃ってステージに立ち続け、そして最後まで7人が揃って次への一歩を踏み出す。その6年間の集大成。3時間45分。全27曲。観客は約13000人。この作品から初めて観るよでも、最後に観るよでも構いません。でも、絶対に観てください。ここに7人の過去、現在、未来の全てがあります。
本日3/31で声優ユニットとしてのツイートもこちらで最後になります。
— Wake Up, Girls!公式 (@wakeupgirls_PR) 2019年3月31日
※今後もこちらのアカウントでは作品や商品情報等のお知らせを継続予定です。
ファンの皆さま、引き続き各メンバー個人への応援もどうぞよろしくお願いします。
以上、Wake Up, Girls!でした!
ありがとうございました!#WUG_JP pic.twitter.com/5nUbCOASff
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その後の7人のそれぞれ、または人生第2章。
こうして、声優ユニットWake Up, Girls!はその活動に幕を降ろしました。ですが、メンバーである7人の声優人生が終わった訳ではありません。これからもそれぞれが新しいアニメで舞台でイベントでラジオで活躍をし続けています。そんな7人の今現在の活動を簡単に振り返りながら、比較的追いかけやすい個人番組を中心に紹介します。太字はHOMEと言えるソロ番組です。
吉岡茉祐
アニメ以外にも舞台や朗読劇に出演したり、ナレーションや舞台の脚本や個人イベントをしたりと何でも屋になると公言した通り幅広く活躍されています。
今持っている番組としては、
・「MY closet」(毎月1回)、
・マユ市立 吉岡高校 通信科(毎月1回)、
・相羽あいなさんと一緒にやっているあかんもんはあかん!(毎週土曜)、
・鷲崎健さんと一緒にやっているワシザキスタイル*ヨシオカモード(毎週日曜)、
・山下七海さんと一緒のことだま★パンケーキ(隔週木曜)があります。
永野愛理
7人の中で唯一avexと81のダブルマネージメントとして残って、映画や舞台への出演、個人イベントやアニメ球詠への出演、野球関連イベントなどお仕事を着実に増やしています。
今持っている番組としては、
・あれか、これか(隔週木曜)、
・優木かなさんと一緒にやっているパっとUP(毎週火曜)です。
田中美海
2019年はWUGと同時に4年間続いたラジオ番組FIVE STARSが終わり、ひと段落した感じがありますが、好きがお仕事に繋がったFGO関連やプリパラ、ゾンビランドサガや温泉むすめ等のライブと以前と変わらずお忙しいスケジュールです。
今持っている番組としては、
・FGO カルデラ•ラジオ局Plus(毎週金曜)、
・みなみ✿ア・ラ・モード(毎月2回)に加え、
・超!A&G+にてみなはうす(毎週火曜)があります。
他には、エビストニュースなどにも出演されています。
青山吉能
きかんしゃトーマスに出演したり、地元熊本が舞台の復興アニメーションなつなぐ!に抜擢されたりとアニメ出演を軸にしながら、ときドルや温泉むすめなどステージに立って歌う機会が多くあります。
今持っている番組としては、
・大坪由佳さんと一緒にやっている週末、何してる⁉︎(毎週木曜)、
・高木美佑さんと一緒にやっている-マイラジ(毎月第二金曜)、
・可能性に挑戦!(毎月1回)です。
山下七海
デレマスやプリパラ、エビストなど前と変わらず歌い踊る姿がよく観る事ができます。解散後にお料理番組や旅番組など配信が増えたのもありゲスト出演も相まって毎週どこかでお姿が拝見できるのではないでしょうか。
今持っている番組としては、
・ななみんのねごと(毎月1回)、
・ココどこ(毎月2回)、
・厚木那奈美さんと一緒にやっているなないろレシピ(毎月2回)、
・吉岡茉祐さんと一緒にやっていることだま★パンケーキ(隔週木曜)、
あとは、ハニプラTV2やエビストニュース、デレマスのラジオ等にも出演します。
奥野香耶
アニメや外画の吹き替え、朗読劇、舞台などを中心に、2つのSNSや素の自分が出せているという2つの番組を通して様々な姿を私たちに魅せてくれます。
今持っている番組としては、
・西田望見さんと一緒にやっているず〜ぱらだいす(毎週月曜)、
・あくありうむ(毎月1回)です。
高木美佑
アニメ出演だけでなく、好きや挑戦がキッカケで始めたゲームやDJをお仕事に繋げて幅広く活動されています。
今持っている番組としては、
・加藤英美里さんと一緒にやっているいっしょに『グラブル』!(隔週木曜)、
・木野日菜さんと一緒にやっているのびしろにょきにょき(毎月1回)
・青山吉能さんと一緒にやっている-マイラジ(毎月第二金曜)、
・小泉萌香さんと一緒にやっているD4DJピキピキRADIO(毎週火曜)
・そして初の一人番組、お夜食マリアージュ(毎月1回)があります。
この様に、7人が7様に活躍されているので、気になったものから視聴してみてください。どれがいつだか分からないよという方には私の拙表をどうかお使いください。
- 最後に
この記事は、Wake Up, Girls! Advent Calendar 2019の16日目の記事になります。2017年や2018年にも同様に企画がありましたので、是非お時間ある方は覗いてみてください。
それと、今回の記事は去年に書いた記事の終わってしまったもの、新しく始まったものなどを修正したリメイク版になっています。一個人では、追いきれないものも多々あるので不十分なところはどうかお見逃しを。
トキノドロップさんの記事を参照するのもオススメです。
こうして公式による「記録」に残った部分を中心に紹介してきましたが、「記録」だけではなく人々の「記憶」に残った物も声優ユニットWake Up, Girls!にとっては大切な一部です。こうした「記憶」は形や物として残りにくいですが、ファンの方達が少しづつ紡いできた言葉があります。
もし、声優ユニットWake Up, Girls!とその7人の「記録」と「記憶」の両方に触れたいと思った時、この記事だけでなく7人に魅せられた沢山のファン達の記事も見ると良いでしょう。
その一端を、まとめたのでこちらも是非ともみて下さい。
最後に、ファイナルライブでの永野愛理さんの手紙の一文を引用して終わりたいと思います。
後にも先にも、こんな素敵なグループはないと思います。
いま気づかれなくてもいい。
5年でも、10年でも、20年先でも、
WUGってすごいグループだったと言ってもらえる自信があります。(2019.3.8 さいたまスーパーアリーナにて)
(引用元さいたまスーパーアリーナに「ありがとう」が溢れる――Wake Up, Girls! FINAL LIVEリポート - ファミ通.com)
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