WUGのファイナルツアー仙台千秋楽で、最前席がご用意されたから観に行ってきた話。

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めちゃくちゃタイトル詐欺なブログを書きます。

どうも、ほうすんです。ブログを一から書き直す事を4度はしました。

HOMEツアー仙台公演に行ってきました。セットリストやエモーショナルなブログ記事はプロやワグナーなどたくさんの方々書いていらっしゃるので、簡単な感想とともに誰に向けてでも無い自分に向けての記録を残します。
housun.hatenablog.com

前日譚から書きます。

私は、仙台公演【二日目夜公演】を1枚のみ申し込んで、運よく当選していました。
時期が近づくにつれ、昼公演も参加出来る余裕が生まれツイッターでつぶやいたところ、開催が迫っているのにも関わらずお声を掛けてくださって、【二日目昼公演】も観る事が出来ました。
その節は本当にありがとうございました。

お譲り頂いた、席は一階席の中程というとても良い席でした。
私は大宮以来のWUGの公演でした。
横須賀夜も持っていたのですが、あげたい方に届けられたので後悔はありません…!(グヌヌ…)
そんな久しぶりのWUGちゃんは感動の連続でした。

・前説〜beyond the bottom

大田さんのナレーションは現場ネコが浸透していて笑っちゃいましたが、二次元のキャラクターが前説をするのズルくないですか?
いや、前のツアーもあったじゃんとか、パート3は全部そうだよとかあるんですけど、最後の聖地仙台の地で、ですよ!?
吉岡さんずるいっすよ。
いや、まだ大丈夫。
想定出来る範囲だ。
その七人のWUGちゃん達が仙台を紹介する前説でしたね。
(私はユニットは7人、キャラは七人と表記しています。)
例えば、勾当台公園の紹介がありました。
「私たちの始まりの地。」
「ランガちゃんが踊って見た動画あげてたよね。」
「ここで特設ステージを作ってライブもしたね。」
なんですか!?アニメシリーズ、新章、現実、全てが混ざり合っているじゃないですか。
これを七人が言うところに意味があります。
七人は7人を認識して寄り添っていたのです。
これはハイパーリンクなんてものを超えた次の次元のお話です。
これが吉岡さんが書いたというのだから更に悩ましい。
解散後も、吉岡さん脚本でWUG朗読劇とかしてくれませんか?

そして、「いってきます。」っていう台詞はなんなの?
どこいくの?
7人が言うなら分かるが七人は言わないでしょ。
「勝手に殺すなっての、」
「私たちが消えてなくなるわけじゃないですから。」
いやずっと七人は仙台の街にいるよね・・・
と思ってたらこれ、私達に向けたメッセージじゃなくて、
七人が7人に向けた、7人が七人に向けた、お互いへの2重のメッセージなんだろうなって。
これが吉岡さんが7人が今まで寄り添ってきたWUGちゃんへの言いたかった事なんだ。
って気づいたら最初から涙が止まらなくなって。

仙台の街並みからWUGの物理的な広告やポスターが無くなっても、それは消えて無くなった訳じゃなくてその街に、7人に溶け込んでいくような感じがして。
新章の最後、早坂さんは海外へ。
WUGちゃん達は仙台の街並みに消えていくシーンを思い出しました。

そして、ステージの幕が開いて一眼。
TUNAGO衣装でしたね。
私はHPの写真などで着てない衣装かなと思いましたが、自分たちでデザインした想いのこもった衣装を最後に持って来た事で感嘆のため息が出ました。

開幕1曲目から吉岡さんがフルスロットルで動きが1人だけ違っていました。
(ラスト付近の公演はそうだったらしい。)
比べて青山さんはどこか物憂げで悲しそうな表情に感じました。
視力の悪い目で見た感じた事ですが。
(後でmcでダンスより歌に重心を置いた。と)
両者とも感情に左右される方だと思っています。
今回は、動と静の様に両極にいたように感じました。
けど、7人全体として見たら何一つ崩れてないのです。
振りも歌も揃っている。
この究極のバランスは7人にしかだせない。

でも、面白いことに公演が進むにつれ、メンバー同士で顔があったり、ダンス中、手で身体に触れて行く度に吉岡さんの気持ちが、伝わっていくような気がしました。
感情的に踊るのが苦手だった田中さんや聖地として並々ならぬ想いがあった永野さん、そして青山さんにと波及していくように。
その最たるものがBtBでしたね。
最近の公演ではそうみたいですが、あんなに全身全霊で曲に入り込んでいる人間を私は見たことがありません。
これは7人が、7人だけが、最後まで抱えて行かなくてはいけない曲なのだと思いました。
イベントやインタビュー等で誰にも歌わせたくないと語ったように。

言の葉 青葉〜MC


仙台の昼の公演は多分、映像としては残りません。
私たちが振り返る事が出来ません。
私はコールなどの楽しさを知ってしまった人なので比較的盛り上がれる曲に集中しがちです。でもこの時の言の葉 青葉は何かが違っていました。
久しぶりのWUGちゃん達に戸惑いながらも聞いた公演4曲目。

がんばってねと かんたんに言えないよ

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ただずっと 一緒にいよう

あぁ、これは私達に歌った歌じゃない。
6年前の結成した先の見えない不安な7人達に、
若しくは、
6年間ずっと寄り添ってきてこれからもHOMEにいる七人に
贈る歌なのだと感じました。

これは上記の前説や後のMCで「歌っていうより、言葉に近かったかな?」と言っていた様に。
(これをBtBと捉えるのも当たっていると思います。)
目の前の観客に歌うよりも見えない誰かに想いを届ける為に言葉にしたのだなと感じました。
そのMCを聞いて同じく感情をのせるリーダー青山さんは「今日の言の葉 青葉は一番すごかった」と言います。
これを言えるのは青山さんだからこそでしょう。
www.animatetimes.com

その時、確か田中さんもウンウンと大きく頷いていた様な気がしました。
同じMCの中で、田中さんはもうHOMEツアーも終わりに差し掛かってきたこのタイミングで自分の弱さをステージの、みんなが見ている前で吐露し始めました。

「私は、レコーディング通りにしか歌えない。」

本来ならば、それが正解なんです。
感情に流されて、テンポや歌詞、全体の踊りのバランスを間違えてはなりません。
急に話題は逸れますが、ゾンビさんのライブステージを中継で見た事があります。
その時は「やっぱり、みにゃみは安定感が違うな。」という旨のコメントばかりでした。
踊りながらでもみんなが聞いたことのあるCD音源の通りに歌える事を評したのでしょう。
だけど、WUGのステージでは自分はそれが嫌だと言った。
これはどういう事なのでしょう。
私にはどちらかに賛成してどちらかを否定する権利はありません。
それでも、彼女は今までの自分から殻を破って一歩踏み出そうと決めた。
それを33公演もして来た6年間のWUGの終わりの時に。
そんな覚悟をした彼女のBtBは凄まじいものでした。

最初期に、感情的にぶつかったリーダーとセンター。
そんな二人を泣いて止めたのは田中さんでした。
そんな事からも何か運命的なものを感じてしまうのは私だけでしょうか。

・土曜日のフライト

この曲は総合芸術作品です。
振りがわかりやすく歌詞とリンクしていて、照明、表情まで拘っているなと感じました。
永野さんのエアポートで最新の流行服を着て歩いている所をパパラッチ(吉岡さんと山下さん?)が撮っているシーンが面白いですね。
キャリーケース引く田中さん奥野さんが可愛いです。
全曲映像化するのは最後の運営の使命ですよ。MVでも良いです。

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さて、夜公演。

……。

はっきり言って公演の記憶が無いです!
遮るものが何もなく目の前で7人が踊る姿は何にも言い表せないです。
(若干、嘘です撮影機材とスタッフがいました。)






ほら、昼のことしか出てこない。

でも、最前席。
誰かにコソコソ見ているんじゃない。堂々と目の前で見ろ。と誰かに言われた気持ちでした。
それは同時に言葉したりや考える事を避けてきた、WUGが解散する事について正面から受け止めろ。と。

いつもコールは聞こえてくる周りに従って、サイリウムは前の誰かに合わせて、TUNAGOのフリも合っているよね?みたいな雰囲気でやっていました。
逃げですね。
でもそうじゃないんだ。
目の前に7人がいて私だけが7人を見ていて、7人が私に気持ちを届けている。
ならば、私も7人に気持ちをしっかり届けよう。

幕が開けたら、7人が50cm前ぐらいまできました。
片腕よりちょっとだけ遠いぐらい。

目の前がWUGの脚担当だっただけあってめっちゃ脚白いなぁ。と思うので精一杯。
めっちゃレスポンスが来るんだろうな!とかちょっと期待していたけど、収録が予告されていた千秋楽は主に私ではなく、目の前のカメラに…
それでも、カメラ越しに見られたのでライブ映像を先取りして見たことになりますが。

すごく視線が分かる。
メンバーが昼公演(夜でも言ってたかな?)で言ってたようにメンバー同士の目が合う瞬間がわかる。
かと言って具体的にどこだよ、と言われると出てこないです笑
吉岡さんが青山さんの動向をずっと伺っていたり。
高木さんや永野さんが観客を一人一人確かめるように見ていたり。(私の頭上を越えて)
田中さんが、「今来たばっかりー」タオルを胸の前で掲げていたらちゃんと目があって頷いてくれたり(急なマウント)




結局、最前席を当てたものの、
「千秋楽というHOMEツアーの積み重ね」と
「仙台の地というコンテンツ全ての想い」と
「箱推しが故の焦点の合わなさ」で
感情になってしまい、何一つ満足に身体に刻めませんでした…

やられてしまったのじゃ…

あとは、羅列。
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奥野香耶さんはいつもたくさんの事を話したいようで話してくれない。

でも、そんな事言わなくても分かってくれるよね?というように笑顔で微笑んでくれる。

だから、抱えて未来への自分に言葉を投げかける。

今回は7人も周りに呼んで。

7人が生きた証を。そして未来に生きる意志を。

ハートラインは聞けてよかったなぁ。最高の曲だ。

May'nさん=ワグナーと出会って、8人で紡ぐ歌。

軌跡を祝い、奇跡に感謝する歌。

永野愛理さんが仙台の方達の映像を背にして歌う姿は、そこに林田藍里さんも寄り添っていているように見えた。

正にKADODEという気持ちだ。

さようならのパレードも、虹企画も、ダブルアンコールも本当に良かった。

ダブルアンコールは振り返ってずっとワグナーに叫んでいた。

ずっと目の前の7人にWUGちゃーん!って言えて良かった。

TUNAGOも7回手を前に出せた。

WUGグリーンか、白しか振れなくて良かった(結果的にレスが来ない)(オレンジに変える準備はしていた)

推しが7人だから、目が足りなすぎて人類の進化を恨んだ。

最初のアンコールの時、ずっと座る事なく立ってステージを見つめていた。

誰もいないステージ、後ろから聞こえる「Wake Up, Girls!」の叫び。

目を閉じてその空間に浸る。

ずっと。 

ずっと。

この瞬間が続けばいいのにって思った。

7人が舞台袖から出て来る事をいつまでも待ちたい。

いつまでも叫んでいたい。

もう出て来なくていいとさえ。

だけど、ステージが明るくなってコールは鳴り止む。

まだ目覚めない夢が永遠に続くならば

ただ振り返らずに前に進む

私たちの物語がまたここから始まる

夢が再び踊りだす


永遠に続く夢だからこそ、前に進まないといけない。

またここから物語が始まるんだ。

と、新章の言葉が反芻した。

あぁ、これはKADODEだ。

七人が息づくこのHOMEで、私「が」KADODEの時を迎えたのだ。




p.s.

ずっと会いたかった方に会えたけど、もっと日頃のお礼を言えば良かったなって。
マイナスな事をいきなり初見で話すんじゃないよ!自分


これを読んでくれた方は特定できたんじゃないかな?

オススメしてもらったばくらい、帰りのPAで買えました。
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